入学式

8/8
前へ
/8ページ
次へ
一年一組 一番 安藤 千尋      二番 伊藤 裕太 といった感じに紙には組と番号、名前が書いてあった。 俺の名前は。っとあった。一年二組七番だ。 女の子の方も見つけたようで嬉しそうに微笑んでいた。 可愛い。 ほんの一瞬だがそう思った。 俺は何を考えているんだ。確かに可愛いけど、心が誰かに覗かれている訳でもないけど、何故か恥ずかしい。俺が可愛いなんて思うなんて思わなかった。 嫌、思ったこともあった。でもこんなに心臓が早くなるほど思ったことは…… 「どうしたんですか?」 女の子が首を傾げて聞いてくる。
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加