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貴方に触れられたのは、放課後の誰もいない図書室でしたね。
貴方は何も言わずに、私の頬に触れてキスをしてきた。
私はびっくりして、どうすることも出来なかった。
貴方が唇を離した瞬間、私は名残惜しい気持ちになったことを今でも覚えている。
貴方は、そんな私を見透かして、今度は私を強く抱きしめてきた。
貴方の体温が気持ちよくて思わず眠ってしまいたい衝動に駆られた。
眠りそうになった私の顎を持ち上げて、貴方は私にキスを降り注ぐ。
思えば、あの時から私は貴方を手放せなくなったのかもしれない。
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