彼の事

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朝はだるい… 帰りは面倒… そんな私を車通勤していた彼はよく送ってくれた。 男女という事、彼が妻帯者という事を私は全く考えていなかった。 水商売の長かった私にしたら送ってもらったり迎えにきてもらったりは何の違和感もなくて、きっとそういうところが世間一般の常識とずれてるんだと今更ながらに反省してます。 だって彼に男もフェロモンもまるで感じなかったんだもん(笑) 真面目そうな外見だし眼鏡だし 私よくお小言言われたしさ。 いつの間にか口うるさい兄的存在になってた。
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