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「もしもし。兄貴!!どういうつもりだよ!!!」
『祐樹~、そう慌てるなって~。その様子だと、届いたみたいだなぁ』
電話の向こうから間延びして気の抜けたような声が返ってきた。
「届いたもなにも普通人なんて郵便で届けないだろ!むしろ引き受けた郵便局の人が怖いわ!!」
『まぁまぁ。そう熱くなるなって~。それより、ゆきちゃんは~、それが人だと思ってんの~?』
「ゆきちゃんとか言うな。てか、どっからどう見ても人だろ」
四人をジーッと見てみたが目の色や髪の色がフツーではありえない色だが……髪染めたり、カラコンとかしてんだろ?
『ゆきちゃんは~そういうの疎いからなぁ。それはね、VOCALOIDって言って~唄を歌うために創られたモノなんだよ~』
「は?」
こいつ等が創られたものだって?こんなに生き生きしてるのに。
『だ~か~ら~、その子達は~唄を歌う機械なの~。それでね、ゆきちゃんに、もらってほしいんだ~。歌う家電だと思ってもらえばイイから~。じゃあね』
「えっ、ちょっ、おm」ブチッ
―――プープー…………
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