第一章 奪われた平和

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カナダ・ヌナブト準州・メルビル半島西部 ・米軍レーダー基地付近深夜2時 米兵「本部、本部。」 本部「こちら本部。」 米兵「こちらパトロール、パトロール区域周辺異常なし。」 本部「了解、引き続き警戒せよ。」 米兵「了解、以上。」 米兵「ふぅ、さすがに疲れたな~。」 米兵「定時連絡はすんだか?」 米兵「ああ、すんだ。」 米兵「寒いな。」 米兵「そうだな、眠気が出ないくらいだ。」 米兵「ちょっと俺、休憩しに行く。」 米兵「おいおい、丘の見張り俺一人だけかよ。」 米兵「な~に10分くらいだって、10分たったら交代してやるからさ。」 米兵「ったく仕方ないな10分たったら必ず来いよ。」 米兵「わかってるわかってる。」 兵士一人は休憩しに丘を下っていった。 丘は雪と岩しかなく 深夜で周りは暗かったが、 丘から地平線がよく見え、 真夜中にもかかわらず地平線からかすかな光が見えて暗い地形を照らしていた。 ガザ 米兵「ん?今の音は?‥何だぁ~、鳥か、」 ふと兵士が前を向いたら、 木の影が少し動いた。
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