プロローグ

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私は七海ノエル。 普通の学校で普通に過ごしていた。 -あの日までは…。 「すまんノエル!! いきなりで申し訳ないんだが、 この学校に転校してくれんか!?」 「はぁ!?えっ…どーゆーこと!?」 父親からいきなり言われた一言。 理由を聞くと、 昔からとても仲良かった友達が経営している 学校に訳あって来てほしいと言われたらしい。 「だからってなんで私が…。」 「手続きはもうすませてある。 明後日からあっちの学校だ。」 「い、いきなりすぎるょ…。 友達に挨拶したいし。」 「明日には迎えの車がくる。 荷物の準備をしときなさい。」 もう私は抵抗してもムダみたい。 (ハァー) 「はいはい。わかりましたぁ。」 こう言って部屋に戻った。 学校は完全寮制で 卒業するまで家には特別なことがなければ 帰れないらしい。 「みんなにお別れ言いたかったなぁ。」 荷造りしながら今までを 振り返る…。 .
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