478人が本棚に入れています
本棚に追加
姫「その、吉井君は知ってますか?うちの学園祭では、とっても幸せなカップルが出来やすいって噂が…ケホ、ケホッ。」
明「だ、大丈夫?」
姫「は、はい。すいません…」
姫路さん、体調が悪いのに、余計設備が悪くなったから、また、病気になったら困るよな。
雄「んじゃ、学園祭実行委員は島田ということでいいか?」
いつの間に話が進んだのか知らないが、雄二がそんなことを言っている。
島「え?ウチがやるの?」
島田は少し驚いていた。さては雄二、勝手に話を進めたな。
島「う~ん…ウチは召喚大会に出るから、ちょっと困るかな。」
明「雄二。実行委員なら、美波より姫路さんの方が適任なんじゃないの?」
姫「え?私ですか?」
雄「姫路には無理だな。全員の意見を丁寧に聞いてる間に時間切れになる。」
ごもっともだな。決して、姫路さんをバカにしたわけではない。
島「それにね、アキ。瑞希も大会に出るのよ。」
明「え?そうなの?」
姫「はい!美波ちゃんと組んで、出場するつもりなんです。」
明「試験召喚システムの宣伝みたいな行事なのに、二人とも物好きだなあ。」
島「ウチは瑞希に誘われてなんだけどね。瑞希ってば、お父さんを見返したいって言ってきかないんだから。」
明「お父さんを見返す?」
島「家で色々言われたんだって。Fクラスのことをバカにされたって、怒ってるの。」
明「あらら。姫路さんが怒るなんて、珍しいね。」
姫「だって、皆のこと何もわかってないくせに、Fクラスっていうだけで、バカにするんですよ?許せません!」
ごめん。Fクラスはバカの塊だから、仕方がない。
最初のコメントを投稿しよう!