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『へぇ~、やるね、君。』
『まあ、あの大佐の弟らしいからな。用心しろよ。』
光「お前ら、俺の兄さんを知っているのか!!」
『ああ、この人ね。』
背中に抱えているのは…十字架?
しかも、張り付けられているのは兄さんと唯?
『ごめん、ごめん。君を脅迫するために幼なじみまで貼り付けにしちゃった。』
光「お前ら、そんな物を学校に持ってきてばれないわけないだろ。」
『これは学校で手に入れたものだ。外部から持ってきたわけではない。』
くそっ!FFF団の拷問器具か!俺でもどこにあるのか知らないのに!あいつら、いつか仕返ししてやる。
『さあ、降参してもらおうか?』
何かいい手はないのか。
光(裏)『おい、俺。』
裏の俺か。もう出てこなくてもいいって言っただろ?
光(裏)『つれないねえ。でも、今はそんなこと言ってられない。代われ。』
何を言って…
光(裏)『とにかく、代われ。お前が戦えないのなら、俺が戦う。』
お前、正気か?
光(裏)『こいつらはやばい。片方はそうでもないが、もう一人の方はかなりの手練れだ。俺の血が騒いでやがる。』
それ、お前だけの血じゃないからな。俺もさっきから血は騒いでたけどな。
光(裏)『まあ、あれだ。今回はなかなかいい案を思いついたぞ。』
どんな考えだ?
光(裏)『それはな…………だ。』
光「!?」
『どうした?降参する気になったか?』
光「いいや、違う。戦う決心がついただけだ!」
今回のはお前にしては上出来だ。
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