俺と清涼祭と召喚大会《準備日》

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姫「その、吉井君は知ってますか?うちの学園祭では、とっても幸せなカップルが出来やすいって噂が…ケホ、ケホッ。」 明「だ、大丈夫?」 姫「は、はい。すいません…」 姫路さん、体調が悪いのに、余計設備が悪くなったから、また、病気になったら困るよな。 雄「んじゃ、学園祭実行委員は島田ということでいいか?」 いつの間に話が進んだのか知らないが、雄二がそんなことを言っている。 島「え?ウチがやるの?」 島田は少し驚いていた。さては雄二、勝手に話を進めたな。 島「う~ん…ウチは召喚大会に出るから、ちょっと困るかな。」 明「雄二。実行委員なら、美波より姫路さんの方が適任なんじゃないの?」 姫「え?私ですか?」 雄「姫路には無理だな。全員の意見を丁寧に聞いてる間に時間切れになる。」 ごもっともだな。決して、姫路さんをバカにしたわけではない。 島「それにね、アキ。瑞希も大会に出るのよ。」 明「え?そうなの?」 姫「はい!美波ちゃんと組んで、出場するつもりなんです。」 明「試験召喚システムの宣伝みたいな行事なのに、二人とも物好きだなあ。」 島「ウチは瑞希に誘われてなんだけどね。瑞希ってば、お父さんを見返したいって言ってきかないんだから。」 明「お父さんを見返す?」 島「家で色々言われたんだって。Fクラスのことをバカにされたって、怒ってるの。」 明「あらら。姫路さんが怒るなんて、珍しいね。」 姫「だって、皆のこと何もわかってないくせに、Fクラスっていうだけで、バカにするんですよ?許せません!」 ごめん。Fクラスはバカの塊だから、仕方がない。
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