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影side
私は学園長室の前にいた。
影(う~ん、大丈夫かな?恐い人じゃないよね。)
私は少し心配していた。軍人時代には恐いもの知らずだったが、さすがに、初日は緊張する。
影(え~い、なるようになれだ。)
私はドアをノックして開ける。
影「失礼します。」
??「普通、返事を待つもんさね。」
目の前に70歳くらいの老いたお婆さんがいた。この人が学園長かな。
あと、30歳くらいのがたいのいい、おじさんがいた。
学「聞いてるのかね?」
影「は、はい。すいませんでした。」
学「まあ、いいさね。西村先生、自己紹介を。」
西「はい。私がFクラス担任の西村だ。」
この声、まさか、
西「分からないことは、私に聞いてくれ。」
影「はい。よろ死ねや!!」
シュッ
西「!?」
拳を飛ばしたが、ギリギリの所でかわされた。
影「この身のこなし、あんたが伝○的兵士の息子なのか。」
西「何のことだ?」
影「とぼけるな!私を殺しにきたのだろう?ならば、受けて立つ。」
西「だから、何の話だ?」
影「まだ、とぼけるか。まあ、声は何度も聞いたことがあるし、貴様がとぼけようが、倒すだけだ。」
ある大佐からこいつの話を何度も聞いたことがある。しかも、通信も聞いたことがあるから、間違いはない。
学「その辺にしとくさね。」
学園長が割って入ってきた。
学「別に何をしても構わないがね、この部屋で暴れるのは困るさね。」
影「すいません、つい、取り乱してしまって。」
学「まあ、いいさね。西村先生、いろいろ、教えてやってくれ。」
西「分かりました。」
とりあえず、印象はそんな悪くない。
え?こんな初印象はないって?大丈夫、そのうち、受け止めてもらえるって。
西「あいつら…!」
いきなり、西村先生は外に飛び出していった。
影「どうしたんでしょう?」
学「清涼祭が近いのに、遊んでるバカ共を叱りに行ったんじゃないかい?」
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