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光「はい、どなたですか?」
俺はドアを開けたがそこには誰もいなかった。
光「ちっ、いたずらかよ。」
??「いたずらじゃないのよ、これが。」
光「!?」
俺は後ろに振り返った。
そこには、20歳代のきれいな女性が立っていた。こんな知り合い、俺の付近にはいなかったが。何か、見覚えがあるのだが、分からない。
??「あら?私の事忘れちゃったの?あなたのお姉さんよ、お姉さん。」
光「は!?」
待て。今こいつ、『お姉さん』と言ったか?俺には姉はいない。どういうことだ。
??「あら。困惑しているのね。かわいいね、みっちゃん。」
え?俺の事を『みっちゃん』と呼んだか。まさか、この人。
光「あんた、影兄さんか?」
影「やっと思い出したの、みっちゃん。」
光「俺の名前は『光』って言ってんだろ!『光』じゃねえよ。」
影「読んでるだけの人には同じに見えちゃうよ。」
光「こう、雰囲気で分かるだろ。」
影「へ~、ギャグも言えるようになったのね、みっちゃん。」
光「別に、光とこうをかけたわけじゃないからね!何でそういう時だけ頭が回るんだ!」
人の揚げ足取りやがって。
光「で、俺はあんたに山ほど質問があるんだけど。」
影「何?」
光「一つ目。なぜあなたは女性になっているのか。二つ目。どうして、家に来たのか。最後。日本にいるのか。」
影「山ほどではないわね。説明すると、長くなる。面倒だが、聞いてくれ。」
途中からなぜ男の声にした。なんか嫌だな。
光「なら、俺寝るわ。お休み。」
影「待て。ちゃんと話を聞け。」
男の声で言われると、迫力あるから逆らえない。見た目は女性だけど。
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