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影「二つ目に対しての答えだ。」
光「どうして、俺の家に来たのかだよね。」
影「軍隊の奴らに俺の行く場所が特定され始めたからだ。」
光「ちょっと、待て。あんた、俺巻き込む気満々じゃねえか!!」
影「そうだよ。」
光「そうだよじゃねえよ!何、民間人巻き込もうとしてんだ!!」
影「軍は一般人を攻撃しない。大丈夫、命の保証はしよう。」
光「万が一、死んだらどうするんだ?」
影「埋めてやる。土に帰れ。」
光「あんた、最低だな!?それでも、俺の兄さんか!!」
影「正真正銘、君の姉さんだが、何か?」
光「何か?じゃねえよ!!腹立つなぁ。」
こんな人と兄弟にはなりたくなかった。
影「他にも、理由はあるぞ。」
光「どんなんだよ?どうせ、ろくでもねえ理由なんだろうよ。」
影「仕事場がこっちの方が近くてな。元の場所から行くのは一苦労だからな。」
光「あんたの家ってどこにあるんだよ。」
影「富士山、七合目。」
光「何でだよ!もっと都会に住めよ、都会に!!しかも、中途半端だな、七合目って!頂上か麓に住めよ!!」
影「富士山の方が隠れ家として、最適だからな。まあ、ばれてしまったが。あと、七合目なのは、ラッキーセブンだからだ。」
光「あんまり、意味ないと思うんだけど。それで、あんたの仕事は何なんだ?」
影「それは、言えない。」
光「どうしてだよ。」
影「どうしても。みっちゃんに言ったら、やめとけとか言うから。」
急に女の声出しやがった。こいつは軍から習ったんだろうか、声色変える方法。
影「分かったよ。ここで生活するにあたって、払う気のなかった家賃を100円払うから。」
光「居候にしては、図々しいな。」
影「私はみっちゃんのお姉さんなんだよ。タダでもいいじゃない。」
光「まあ、そうだけど…」
影「じゃあ、その話は置いといて、最後の質問ね。」
この人、居候として、迎えていいんだろうか。
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