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「はぁ~、やっと学校終わった」
大きなため息をついているのは、宮本 彰(17歳)。
今日は同い年の親友、 藤原が学校を欠席していたため一人で下校していた。
彰「藤のヤロー、あいつ絶対にサボりやがったな゛」
石を蹴りながら彰は呟く。
彰「俺も明日学校サボっ‥んん?」
彰の目の前に一匹の猫がいた。
普通の猫ではなく、毛が虹のようにカラフルな、少し大きめの猫である。
猫は彰を見るなり逃げ出した。
彰「何だ?あの猫!!」
彰は逃げる見たこともない猫を追いかける。
彰「絶対猫の新種だ!!捕まえて明日学校で自慢してやろう!」
追いかけだして5分くらいが過ぎた。猫は逃げるというよりも、まるで、彰を案内するかのように丁寧に道を進む。
彰「はぁ゛はぁ゛あの猫どこまで逃げるつもりだ」
当然人間が猫のスピードに勝てる訳なく距離は縮まるどころかどんどん離れていった。
彰「はぁ゛はぁ゛はぁ゛もう駄目だ」
彰はついに猫を追いかけるのを止めた。
彰「はぁ゛はぁ゛クソっ!!かなり珍しい猫だったはずなのに」
激しく息切れしながら彰は言う。いつの間にか、猫は見えなくなっていた。
彰は諦めて帰ろうとした時、ある事
「こんな所にこんな場所あったっけ?」
地元の場所に知らない場所があった事に驚く。
急にあたりが暗くなり不気味な音が周りから聞こえる。
彰「なっなんだ?」
見ると周りの景色が崩れ去るかのように倒れ消えいた。
彰はいつのまにか意識が遠くなり気絶した。
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