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一時間ほど歩くと小さな街についた。
街はかなり賑やかで活気溢れるところだ。
彰「スゲー人多いな~、何かの祭りかな?にしても腹へったな…」
彰は一人の男性に声をかける。
彰「あの~すいません、このへんで食べ物売ってる所知りませんか?」
男「それなら…んっ?君は…!!王様がお待ちだよ!さあっこちらへ。」
彰「うっうわっ」
彰はその男に腕を引かれながら大きな城の中に入り玉座に座る王様らしき人の前まで連れていかれた。
男は王様に深くお辞儀をした後、城をでていく。
王様と二人、気まずい雰囲気がただよう。
彰「あっあの~」
王様「ようこそいらっしゃいました勇者様!」
彰「は?」
王様「いやぁ~勇者様お待ちしておりましたよ。」
彰は突然の王様の言葉に何がなんだかさっぱりだった。
彰「あの~人違いでは?」
王様は彰の言葉を華麗にスルーし話始めた。
王様「今回依頼した悪魔退治の件ですが、この街の奥の山【チロルマウンテン】に〇〇という悪魔が住みついてしまいました。このままでは街に被害が出ると判断し、悪魔退治を依頼した訳です。」
彰「は、はぁ…」
王様「報酬の30000ドルは用意しております!」
彰「…………」
王様「ちなみに装備は大丈夫ですか?まだ不安があるようでしたら、この街のチロルSHOPで装備やアイテムを揃えて貰って構いません。もちろん勇者様はタダで!!」
彰はこの王様が自分の事をなぜ、勇者と呼ぶのかさっぱりわからなかった。
しかしここにいても何の解決にもならないのでとりあえず城を出ることにした。
王様「では、頑張って下さい!!」
後ろで王様の声が聞こえる。
彰は何となくこれから大変な事になりそうだと思い始めていた。
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