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「題名が既におかしいっ!?」
おや、なにやら「一応」主人公のイツキくんが、僕の付けた厨二成分たっぷりの題名に向かって、意味もなく叫んでますね。
こんなところで無駄な突っ込みをして楽しいのでしょうか?
作者には甚だ疑問です。
「一応って何ですか!?僕、本編じゃ主人公でしたよね!?」
いや、この小説が始まる前に言ったじゃない。
これはリビルド作品で、フィクションの中にあるフィクションだって。
「ええっ!?だからっていきなり物語の本筋崩しますか!?」
だってギャグ小説だも~ん。
「さっきからうるさいわよ、イツキ」
おや、正規ルートを攻略した際の正規ヒロインたるチアさんがやって来ましたね。
「なに、このミイデラゴミムシ。反吐が出そうなくらい気持ち悪いのだけど。あれかしら、フマキラーでもかけてあげようかしら?それともゴキジェット?」
いきなり辛辣通り越して、悪辣の域に達してるね。
あと、僕って害虫か何かなの?
それから豆知識的に補足すると、ミイデラゴミムシはお尻から100度の毒ガスを噴出する虫だね。
「やっぱりゴミ作者にはお似合いの称号ね。精々、ミイデラゴミムシ以下に成り下がらない程度に私を美しく描写なさい」
「チアさん、それ既にイメージ下がってますから。本編の純情なチアさんはどこに…?」
「役作りも大変ね。女優の気概が知れないわね。私なら即駄目女優のレッテル貼られて、直ぐに芸能界を引退するわ」
「役作り!?今、役作りって言っちゃいませんでした!?」
まあまあ、イツキくん、落ち着きなよ。
ほら、深呼吸、深呼吸。
チアさんがツンデレ?なのは本編からだし、イツキくんと二人きりなら、デレてくれるよ。……………………たぶん。
「すっごく間が空いてるのはこの際無視しますけど、買い物の邪魔はしないでくださいよ…」
いや、邪魔しまくらないとこのギャグ小説、成り立たないからさ。
補足すると、イツキくんとチアさんは、お友達とのゲームに負けて、罰ゲームとして指定の品を調達しに行く最中です。
「ミイデラゴミムシが何故知ってるのよ?」
もうミイデラゴミムシでもいいや…。
いや、知ってるも何も、僕が作者なんで。
話の本筋を書く身だからね。
おや、僕を無視したチアさんはイツキくんと一緒にコンビニに入っていきました。
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