亜細亜

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「そういゃ、ヨンスはまだフォースを使えないあるな。」 ヨンスを見ながら、思い出したようにつぶやく。 フォースとは、地球終焉年にはいる少し前にそれぞれの国々に受け継がれた力の事である。 この属性は、六つに分かれており、この属性に従って地域区分されたのだ。 亜細亜地域のフォース属性は、火。 その中で、火に纏わる力を各々が受け継がれているのだ。 当主が一番力を持っており、残りは成長することによって伸びるのだ。 ヨンスは、まだやっと国代表になったばかりの為、フォース習得をしていないのだ。 来週ぐらいから、その習得を教えようと考えていた王耀だった。 「ってことは、ロシア地域じゃぁ、属性は違うんスカねぇ?」 説明を聞いたヨンスが、質問をする。 その質問に当主が答える。 「あぃゃぁ。お前がその質問するなんて、どうしたあるか。」 「それ、何気に酷いっす、兄貴。」 「悪かったあるよ。ロシア地域の属性は氷あるよ。いざとなったら、敵に回したくないやつある。」 想像するだけで、嫌だと身を縮める王耀まだった。 ズハコーン。 「な、何があったあるネ!?」 激しい物音に会議室が揺れ動く。 ただ事、ではないと察知した当主が命令をくだす。 「全員、外にでるあるよ!!」
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