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ドゴゴゴ。
と、とめどない爆音が亜細亜のを包む。
四人が放った、攻撃は四方八方に行き渡り、焼け野原となった。
「あぁー、焼けちまったある。」
王耀が、困った顔をしながら砂埃を払う。
「え、先生の攻撃が八割型、焼けた原因っすよ。」
手をパンパンと払って、立ち上がった香が眉をひそめながら、手を貸す。
その手に応えて、立ち上がる王耀はすっと息を吸うと、目をつぶった。
「我、火の当主なり。元に戻れ、我が思うがままに。」
そぅ、王耀が呟くと焼けていた回りが何事もないように戻っていた。
これぞ、当主しか使えない復元の術である。
だが、王耀は顔をしかめ胸に手を当てながら倒れてしまう。
それを、菊と香がそっと受け止め、心配そうに湾は見つめていた。
でも、それはいつもの事だったので誰もビックリはしなかった。
ただ一人を除くが。
「うわぁぁあ!!!??? 兄貴、大丈夫っすかぁあ!!!」
「こら、ヨンス。五月蝿いです。兄上の為にも静かにしなさい。」
「だって、、だ、だって!!」
「ぁー、耀サンいつも、復元の術を使ったらこうなるあるネ。心配いらないネ。」
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