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黒髪の美青年は、王耀。
見た目は、若く二十代に見えるが実は4000歳という仙人並の生命力をもっている。
可愛いものと夕飯が何より大好きで、女の子と間違えられることもある。
髪も長く、一つに束ねてある。
そして、茶髪の少年はフェリシアーノ。
見た目、アーサーやアルフレッドより年上で25歳である。
ピッツアと女の子が大好きなラテン少年である。
「で、でもまだ確信はしてないから、そんなに怖がらなくてもいいですよ? ね、フェリシアーノさん?」
反対側の肩を軽く叩きながら、ニコリと笑みを向ける彼は頭に、犬を乗せていた。
その優しい笑顔は、みていて心地好いものであった。
「そうある。ティノの言う通りあるよ、フェリシアーノ。」
王耀がいったティノとは、先程の彼の事であった。
ティノは、心の綺麗な青年で、血まみれ花たまごという犬をつれている。
そんな会話の向こうでは、アーサーとアルフレッドがまた口喧嘩を始めてしまっていた。
毎回、この口喧嘩が原因で大事な決め事が決まらないでいるのが現状だ。
もぅ、だれが何を話してるかも分からない空間に一人の男がキレた。
「てやんでぇい!!おめぇら、ちっとは仲良くできねんでぃ!?こんな事をしている内に地球がやられるかもしんねぇで!どうするつもりなんでぇい!!」
「....まぁ、サディクの言う通りなんだぞ。俺も大人げなかったようだ。」
「な!おめぇ、だけずりぃぞ!! てか俺は、アルフレッドの言う事なんか信じないから退室させてもらう。」
「あ、こら、まつあるアヘン!」
「ヴェ~!! 待ってよ、耀ー!!」
「あ、待つんだぞお!!」
「み、皆さん!....行っちゃいました。」
しょぼんとティノが方を落とす。
会議室には、結局、サディクという男とティノだけがいた。
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