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「あ」
「え?」
雑賀鈴がいた。
ちなみに「あ」は俺、「え?」は雑賀。
「よう!」
「え、え~っと。こんばんは」
勢いよくお辞儀をした
「あ、あの先輩も食事ですか?」
「あぁそうだよ。雑賀も?」
「はい。あ、あと、雑賀じゃなくて鈴って呼んで下さい」
「わかった。じゃあ鈴。一緒に飯食いに行こうぜ一緒に飯食うやついなくて困ってたんだよ」
「ほ、本当に良いんですか?」
「もちろん」
やった!!まさかの先輩と早くも二人きり!
「よし、行くぞ」
「はい!」
俺と鈴は二人で食堂へ行き、メニューを選んで席へと着いた。
ちなみにメニューは俺が日替わり夕食で鈴がスパゲティだ。
「しかし今日は空いてるな」
「そうなんですか?僕には結構人がいると思うんですが」
「確かにそう思うかもしれないが今日は人が居ないテーブルがちらほらあるんだ。いつもは満席なんだけどな」
「そうなんですか」
その後、俺と鈴はひたすら食べ続け、ある程度量が減ってきたところで再び話しかけた。
「そういや、さっき外で何か話そうとしてたけど。何だったんだ?」
「あぁ、あれはですね‥‥その‥‥何て言うか」
いきなり鈴の言葉が濁り始める。
「嫌だったら無理して話さなくても良いぞ?」
「いえ、嫌ではないです。ただ」
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