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ピットへ行くと俺の専用機があらかじめ用意されていた。
「003‥‥。」
俺は思わずボソッと呟く。
『003(ダブルオースリー)』別名「三号機」
色は白と青(主に白)
翼部分はビットになっている
装備は近接ブレード(必要に応じてレーザーブレードにもなる)と荷電粒子砲、ビット等々。
(この物語でのビットとは敵に向かって自動砲撃してくれる支援兵器)
俺はダブルオースリーに手をかざし、コックピットを開ける。
「お前とは久々の出撃だな‥‥頼むぜダブルオースリー!」
俺はそう言ってコックピットに乗り、装着する。
装着は自動でしてくれるので助かる。
次にデータの読み込み
「System Data ‥‥ ‥‥Complete!」
「Enemy Data Now lordling ‥‥ ‥‥ ‥‥Complete!」
まぁ、これでSBSの起動はおしまいだ
「いっくんデータは届いた?」
「あぁ。ってゆーか何でお前がナビゲーターなんだよ!」
「別にいいじゃん減るもんじゃないし」
減るんだよ‥‥俺の集中力が。
「ま、それはさておき、今から敵の詳細データを解説するわ」
「敵機の五体の内四体は、訓練用SBS(ノーマル)で、もう一体が専用機(スナイパー)。スナイパーは名の通りスナイパーライフル型のレーザー兵器を装備してるわ。あとは他にも武器が何個かあるみたいだから気を付けてね」
「あぁ、じゃ行ってくる!!」
俺はそう言って発射台にSBSの足を乗せる。
「機体No.003(ダブルオースリー)出撃します」
そして勢いよくピットからアリーナへ放出された。
そこにはもう代表生徒達が準備を済ませ、空中で待機していた。
「待ちくたびれましたよ。先輩」
そう話しかけてきたのは専用機スナイパーを駆る代表生徒だった
「悪いな。少し準備に時間がかかっちまったからさ」
ついでにスナイパーの塗装は全身迷彩色で統一されている。
「では、話しはこの辺で終わりにしましょう。いきますよ!!」
《警告》
その表示がエアディスプレイに出た瞬間だった。
紅い光が俺の横を通過する。
俺は何が起きたのかわからず後ろを向く。
すると地面にぽっかり開いた大きな穴があった。
「どうですか?僕の改造スナイパーライフルは」
声のする方向を向くと巨大なスナイパーライフルを構えた敵がいた。
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