第一章 World In The Dark

7/13
前へ
/133ページ
次へ
その掛け声と同時にお互いはアリーナ上空へと上昇する。 「それじゃいきますよ!!スナイパーライフルKMk-Ⅱアサルトライフルモード!」 スナイパーライフルを白い光が覆い、スナイパーライフルからアサルトライフルへと変形した。 「なるほど、そっちはそう来るか」 俺はブレードに意識を集中させた 「第一形態近接ブレードから第二形態レーザーブレード『スサノオ』へ。シフトチェンジ!」 すると右手に持っていたブレードが光の粒子に包まれてレーザーブレード『スサノオ』へと変形した。 「へぇ、それがその剣の真の姿か。フハッ!!楽しくなって来たぜぇぇぇ!!」 なんなんだ?いきなり性格が変わったぞ? 「気を付けていっくん。相手の中学の時の養成所のデータを見たところ、アサルトライフルを握ると性格がかわるそうよ」 「んなバカな!それマジかよ!?」 「マジよ」 そうこうしているうちに敵は物凄い速さでこちらに近づいてくる。 「オラオラァ!ぼーっとしてんじゃねー!!」 そのまま近づき撃ってくるのと思いきや、空いている左手の方に蛇腹剣を呼び出し斬りかかってきた 「おわっ!あぶねぇ!!」 「まだまだいくぞぉ!!」 その場で宙返りしながらアサルトライフルを構えた。そして 「乱れ撃つぜぇ!!」 そのまま俺に向かって弾が飛んでくる 「仕方ないエネルギーバリア!!」 俺はとっさにバリアを展開し、弾を全て防ぐ 「へぇ、バリアまであるんだ。だけど所詮、ビーム兵器しか防げねぇよな」 そう、実のところまだ開発段階であるため、実弾は防ぐ事は出来ないのだ 「じゃあ、実弾も撃てる俺の前じゃ意味ねぇな」 そう言うとアサルトライフルをビーム兵器モードから設定を一瞬にして変え、腰に付けてあったカートリッジをアサルトライフルへと挿入した。 「ほらよ!もう一度行くぜ?」 そしてまた連射をしてくる 俺はかわすことで精一杯だった 「ちょっと新入生ごときになに圧されてんのよ!!」 「んなこと言われたってこの弾幕の中、どうやって反撃すればいいんだよ!」 「だったら『ライトニング・ブースト』を使えばいいじゃない」 「そうか!その手があったか!ってことは狙うとしたら‥‥」 「「リロードの時」」 実弾はビーム兵器とは違い、リロードに時間がかかる。 つまり「弾切れのタイミングを狙い、装填しているうちに攻撃!」というわけ。
/133ページ

最初のコメントを投稿しよう!

100人が本棚に入れています
本棚に追加