日常其の二

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… …… いつも通りの生活…それはとても平和だった。 義理の親父が俺の前から去った後、俺は一人になったそれから一人暮らしのため学費が払えないため高校は諦めて仕事を探した。 ……俺は親父に鍛えられたおかげで普通の人より力がある、その身体能力を生かして俺は今、工事現場の仕事に就いている。 ……いつもの時間に家に帰る、俺は今、家賃2万のアパートに住んでいる、部屋に入っても誰も居ない空間があるだけ、俺は扉の鍵を開け、ドアを引いた…すると足元に封筒が落ちていることに俺は気づいた。 「…なんだコレ?」 茶封筒の封を開け中身の紙を出してみる… 「天豊学園?」 紙にはこう書かれていた… 黒沢 ユウジさん、貴方に天豊学園に入って貰いたいと思います、貴方の才能はこちらでは高く評価されています、なので是非とも我が学園【天豊学園】お入り下さい。 なお学費は全てこちら側が出しますのでご心配なく。 「怪しい…」 胡散臭さがぷんぷんしやがる宗教の勧誘と間違ってもいいぐらいに、…だけど学校に行けるのは俺にとっては喜ばしいことだ。 しかも学費を払わなくていいというのもでかい… そして俺が悩み悩んだ結果… 「入ってみるか、天豊学園に」 この判断によって俺の平凡な日常が一変してしまったのである。 ……… …… コケコッコ-ーーーー!!
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