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……
…
「いやー参ったなぁ、まさか森に入って5分でこうなるとはな~。」
ユウジは頭を掻きながら間の抜けた独り言を呟く
状況説明すると、只今俺は迷子になっているうえ巨大な虎達に囲まれている。
……何故?、それは遡ること5分前の話になる…………
………5分前………
「さてと、まずどうやって森の中を進んで行こうか。」
(やっぱりこういうのは真っ直ぐ進んで行くのがベタだな……。)
「グルルルルルル…」
「おっしゃっ!レッツUターン!」
だがしかし回り込まれた。
「マジかよ。てか随分とデカイ猫だな」
※本人は猫と言ってますが正しくは体長10m程の虎です
「さてと、戦うのは勘弁だから………逃げろ~。」
そう言うとユウジは足に力を込めて走り出した。
「ガルァアア!」
「ウオオオォォ!来やがった!」
巨大な虎はユウジを追うように走り出した。
しかしながら虎は追いつける気配がしなかった。
…何故か?それは虎よりもユウジの方が速いからだ。
ユウジはたくみに木々を避けて走って虎が見失う用に逃げていたのだ。
「これなら逃げ切れるな。」
ユウジが何かと嬉しそうに言った。
確かにこのまま行けば逃げ切れるであろう、しかしこの森はそれほどあまくはないのであった。
「っ!危なっ!」バキィィ
突如目の前に現れた虎、さっきとは又別の虎がユウジに襲いかかったのだ、だが虎が振りかざした前足はユウジに当たる事なく空を切った
「いやー危なかった、もうちょっと反応が遅れていたらペッタンコにされてたぞ。」
何かと余裕を見せるユウジは再び木々避けて逃げ出した。
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