日常其の二

12/19
前へ
/359ページ
次へ
「名前は螢にしたとして名字はどうするんだ?」 幻斎の問いかけにユウジは顔を渋って答える 「ああ!もう!俺はそこまで頭が回らないんだよ!」 どうやらユウジの頭では名字が思い付かなかったらしく、幻斎が嫌な所を指摘してきたため逆ギレしてしまうユウジ 「逆ギレ!?テメェそんな脳みそ持って恥ずかしくないのか、しかも今更になって反抗期かよ!」 「うるせぇよ!アンタ相手なら万年反抗期じゃ!コラ!」 「ひっどー!傷付いた、俺様のピュアなハートが傷付いた、ガラスの心が砕け散った!」 「それなら安心しろ、テメェの心はどんな攻撃にも耐える防弾ガラスで出来てるからよ!ってか下らねぇ会話するぐらいなら名字を考えるのを手伝え、この顎ヒゲ!」 徐々に幻斎の扱いが酷くなってきている 「扱い酷っ!!顎ヒゲの何処が悪いんだ!後、森に近い存在だから森近(もりちか)でいいだろ!」 「サラッと決めやがった!じゃあいいよ森近 螢でいいな?聞くぞ?断られても知らねぇぞ!」 「とっとと聞け!!」
/359ページ

最初のコメントを投稿しよう!

311人が本棚に入れています
本棚に追加