日常其の三

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………… ……… 蚕の森から無事生還してから一週間が経った。 あの後、俺はミッケルに頼まれた用事を済ませるため、螢に頼みミッケルが言う景色を見に行った、螢の案内によって景色が見える場所に着いた俺はその景色に目を奪われた。 辺り一面は湖になっていた、森が水没しているのだ、水面には星空が写っているがそれだけではない、光り輝く妖精や虫が水面の上を飛び回っているのだ。 まるで幻想のような景色だった、俺はその景色を携帯のデータフォルダに納めた。 …森から出た後、とりあえず螢が天豊学園に入るまでの間はユウジの家で暮らす事になった。 今のユウジは稼ぎいいので昔と違って、立派なマンションに暮らしている。 ちなみに中は1LDKと一人暮らしにしては結構広めとなっている マンションの一室で女の子と一緒に暮らすというのは、ユウジにとっては少し抵抗があるが仕方なかった (螢が学園の寮に入るまでの我慢だ。) ユウジが今まで使っていたベットは今、螢に使わせている。 その中ユウジはというとリビングにあるソファーで寝るはめになった 日が経ち 依頼達成の報告するため久しぶりの登校 ユウジは受付に着き、依頼達成の報告をした(受付は学園の生徒がバイトなどでやる仕組みになっている)。 …… ……… 「はい、依頼達成確認しました、報酬は黒沢さんの口座に振り込んでおきます。」 「はい、ありがとさん。」 ユウジはそう答え帰ろとした時だった 「あのっ!」 突如ユウジは受付の女の子に呼び止められた
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