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「どうした?まだ何かあるっけ?」
「は、はい一応…その、倭王国の王から手紙が黒沢さん宛てに届いていて…」
「手紙?」
俺は疑問に思った、何故、倭王国の王が俺に手紙を送ってきたのか全く見当もつかないからだ。
「えっと…こ、これです」
「………」
俺は黙って手紙を受け取り中身を読んだ。
中身の内容は蚕の森の事だった…、あれから蚕の森の異変を解決してくれたことを礼がしたいらしい…、おかしいな、あの件はあんまり倭王国には関わりが無かったはず…。
俺は不信に思い悩んだ…、だが一つだけ心当たりがあった
「……親父か…全くくえねえ奴だな、あの人には…」
封筒にはもう一枚紙が入っていた。
蚕の森、異変解決報酬金と書いている…
「すんませんけど、この報酬金をこの口座に振り込んどいて貰えるか?」
「え~と、あの…これは黒沢さんの口座では無いですよね?」
「ああ…かまわん、振り込んどいてくれ」
「えっと…あの、かしこまりました」
俺は報酬金を新しく作った螢の口座に振り込んだ。
……金額?そうだな…葬式を十回開けるぐらいの金額が入っていたな。
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