日常其の三

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……… ………… 今日は螢が初めてこの学園に登校する日である …入試?この学園は変な力があれば来るもの拒まずなので普通に入学許可が降りた 因みにユウジは今どうしているかと言うと…… 「聞いたで~、蚕の森の異変を解決したらしいやんけ~」 「いやー、凄いですね一体どうやったんですか?」 このように関西弁の悪魔野郎と電波な宇宙人野郎に絡まれていた 「別に俺一人でやったわけじゃねえよ」 「それでもや、それでも凄い事には変わりないで。」 「そうですよ、まさか森の中に本体の木があるとは、木を隠すなら森の中とはよく言ったものです、その木をよく見つけましたね。」 「ああ、それを見つけたのは俺じゃないんだ。」 「なんや、クロすけじゃないんかいな?」 「ああ、もうすぐソイツを紹介してやるよ」 「?それどういう………」 -ガラガラ-- 「よーし、お前等、今日は新入生を紹介するぞー。だからとっとと席に着け!」 扉が開く音と共に担任が入ってきた 「…………」 螢は担任と一緒に教室に入って来た。 (…てか無表情だな。) 「今日からこのクラスメートになる森近 螢だ、みんな仲良くしてやれよ」 担任がそう言うとクラスの皆はざわついていた。 「さて森近の席は何処がいい?」 担任が螢にそう聞くと螢はユウジに指を差してこう言った 「…ユウジの…隣。」 その時一瞬でクラスの奴らは俺に視線を向けてきた 「どういうことやクロすけ?あの子お前の知り合いなんか?」 「意外ですね、黒沢くんにそんな趣味があったとは」 そういう趣味とはどういう趣味なんだよ… 他にもクラスの奴らが何か言っているのもユウジは聞こえていた。 (全く面倒臭いことになってきた…) 気がつくとユウジは特大なため息をしていた …先が思いやられる
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