日常其の一

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ユウジが窓から景色を見ること約5分…… 「おーす、クロすけ、おはようさん。」 「ん?あぁ、なんだマセか、おっす。」 「なんだ、とは冷たいヤツやなぁ、相変わらず自分は平和デスよ~みたいな顔して。」 「あぁ平和主義者だからな…もっと言うならお前が懐に閉まっている銃が無ければもっと平和になれそうな気がする。」 「ワイにとっての御守りはコレやねん。」 「どんな御守りだ…。」 この男は同じクラスで友達の 片岡(かたおか) マセジ(俺はマセと呼んでいる) 歳は俺と同じで見た目は人間だ …そう『見た目は』だ…。 話を聞くとコイツは悪魔との契約によって半分人間で半分悪魔という世にも危なそうな生物である。 …だけど俺はコイツのことを嫌いにはなれない コイツと俺は共感できる過去の持ち主だからだ……。 あと何故か俺のことを[クロすけ]と呼ぶ。
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