日常其の一

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「そういや、クロすけ、この前の試験の結果はどうやった?」 「特殊能力の部門は圏外だった。」 俺はダルさ7割、めんどくささ2割、その他1割の割合で答えてやった。 「今の生返事でお前さんが平和主義より面倒臭がりやって事がよ~くわかったわ、それにワイが聞いてんのはそっちやない、身体測定の方や。」 マセが言うように試験は一つだけではない、特殊能力試験ともう一つは身体能力試験がある。 「…………忘れた。」 「嘘コクな、何処の世界に自分の成績を忘れるバカがいるねん。成績表も渡されたやろ。」 そうは言っても、成績表は昨日…なんか公園前のゴミ箱があったから丸めて捨ててしまったからなぁ。 あれは見事なコントロールだった…… 「公園前のゴミ箱に丸めて捨てたらしいですよ。」 「「うぉおゎ!!」」 「どうかしましたか?」 そこには牛乳をストローで飲んでいる小柄な男の子が居た。 「……何時(いつ)からいたんだMr.電波マン」 マジで焦ったぞ あと何故そのことを知っている! 「失礼デスね、僕にはミッケルという名前がありますよ。あと成績表のことは、読心術しただけです。…簡単なことでしょう?」 「読心術を簡単な事に部類してるお前さんの頭が気になるわ。」
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