愛のカタチ

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「聡史!起きて!今日はサークルのみんなと遊びに行くんでしょ!」 聡史(サトシ)とは、俺のことだ。 そして起こしてくれたのは紛れもなく恋人の声。 付き合い始めたのは高2の時。 大学生になってしばらくして同棲を始めた。 専攻は同じだし、サークルも同じ。 つまり、ほとんど一日中一緒にいる。 「もぉ~!早く準備してよっ!僕は早く遊園地に行きたいのっ!」 「あ~……悪い悪い。じゃ、ホラ蜜、ちゅーして?」 ツイっと唇を突き出してみる。 ちなみに言わなくてもいいと思うが、蜜(ミツ)は俺の恋人である。 「~っ!?//////バ、バカじゃないの!?いいから顔洗って支度して!」 ま、こんなのが毎朝の俺達の情景だ。
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