2人が本棚に入れています
本棚に追加
やっと終わった………
はぁ……と息をついているとふいに、ぽん…と後ろから肩を叩かれた
「なぁ…ちょっと付き合ってくんない?」
振り返ると見知らぬ男が。
俗に言う、おとなしい優等生にたかる不良三人組と言うやつ…
まぁ、ボクの場合四人だけど
「ちょっとだからよ」
そう男達は言ってボクの机を取り囲んだ
……………はぁ…
しぶしぶ席を立つとリーダーらしい男が肩を組んでこっちだと言ったから、ボクは教室を出た
連れてかれたのは体育館裏
ちなみに男達の容姿はどでかいリーゼントに短ランやら長ラン…
どこまでも古い人たちだな……
少々あきれながらそう思ってるとやはり囲まれて金を要求された
要求のセリフもありきたり、
「俺たちさ~お金がないんだよね~……先輩にお金貸してくれないかなぁ?」
……………お金がないとか言っておきながら、ボクにははっきり聞こえちゃってるんですけど、
あなた方のポケットの中で、硬貨が鳴る音と紙幣が擦れる音が
ニヤニヤ顔で寄ってくる男達
………………………
ボクは黙ってポケットから財布を出した
すると待ちかまえたように男はそれをボクの手から奪い取った
最初のコメントを投稿しよう!