始まりの時

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「そうか…。そなたの住む日本は、日本が1つなのだな」 少し嬉しそうに微笑む章妃 彼の言う〝日本〟と 私の言う〝日本〟はおそらく同じ… 信じられないけど… 「昨日言っていた〝遠い世界〟って何?」 「ああ…。私は幼き頃から聞かされていたんだよ。 いつか南島と北島の大きな争いが起こる時 遠い異世界から1人の少女が来るであろう。 そしてその少女のチカラはやがて勝利へと導くだろう…と」 「遠い…異世界?」 「おそらく…そなたは未来の日本から来たのではないのか?」 「……」 まさか… そんなおとぎ話みたいな話し… けれど、私もうすうす感じていたのだ 本当に信じられないけど 章妃の言う事が嘘だとは到底思えない .
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