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「クスクス…ッ」
どこからか聞こえる笑い声
「優」
聞き慣れた声
静かに振り向くと柚がいた
「優」
また私の名を呼ぶ
近ずけど近ずけど柚は離れていく
触れる事ができない
「柚…ねぇ柚、待って…」
真っ暗な世界に私はただ戸惑うばかり
「優、あなたはダメな子ね」
「柚…?」
「だってテスト勉強してないじゃない」
「テスト…勉強?」
あれ…
ああ…そうか、
私、今テスト期間中だったんだ
行きたい大学も決まって
勉強頑張らないといけない
そう、今はテスト期間中よ
ガバッ…!
「…ハァ……ハァ…ゆ、夢か…」
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