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「名は何と言うのだ?」
「野中…優」
「優か…素敵な名だな」
そう言ってニッコリと笑う
「私の名は加佐乃弥 章妃(カサノハノ ショウヒ)だ」
「か…かさ、かさ?;」
「章妃で良い」
クスクスと笑うと優しく私を見つめた
「待っていたぞ、優」
ドキ…
「え…」
あまりに美しい顔立ちをしていて
私は目のやり場に困った
「あの…ここは何処なの?」
「南島日本国だよ。
ここは日本国の王宮だ。」
「ちょ…ちょっと待って!;」
「優は何も分からないのか?」
「いや、まず〝日本国〟って何?
日本じゃないの?それに王宮って…」
「どうやら優は…本当に遠くの世界から来てしまったのだな…」
「え?」
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