始まりの時

7/11

0人が本棚に入れています
本棚に追加
/13ページ
「名は何と言うのだ?」 「野中…優」 「優か…素敵な名だな」 そう言ってニッコリと笑う 「私の名は加佐乃弥 章妃(カサノハノ ショウヒ)だ」 「か…かさ、かさ?;」 「章妃で良い」 クスクスと笑うと優しく私を見つめた 「待っていたぞ、優」 ドキ… 「え…」 あまりに美しい顔立ちをしていて 私は目のやり場に困った 「あの…ここは何処なの?」 「南島日本国だよ。 ここは日本国の王宮だ。」 「ちょ…ちょっと待って!;」 「優は何も分からないのか?」 「いや、まず〝日本国〟って何? 日本じゃないの?それに王宮って…」 「どうやら優は…本当に遠くの世界から来てしまったのだな…」 「え?」 .
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加