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―――――…
―――…
――…
「…ん……」
ゆっくりと目を覚ます
「おはよう、優」
優しい声がした
変わらない現実がそこにはあった
「おはよう…ございます」
椅子に腰掛けている章妃の元に歩み寄る
「ねぇ…あなたは誰なの?」
もっと話しを聞きたい
いや、聞かなきゃダメなんだ
この人は何かを知っている
昨日〝遠い世界から〟って言ってた
それはどうゆう事なの?
「私はこの国の主だよ」
「え…お、王様?」
こんな人、テレビや新聞でも見た事ない
そもそも日本に王様など…
「ねぇ、ここ本当に日本なの?」
「そうだ。そなたの住む世界はどんな世界なのだ?」
「私も日本なの。でも私の住む日本は北とか南に分かれて無いわ。
領土の取り合いなんかも無い…」
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