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顔を上げて、
?『そろそろ帰っていいかな?
』
と言った。
傷はついている。
しかし、全く応えていない様子だった。
不良B「あぁ!?」
更に不良を怒らせてしまったらしい。
不良B「帰るなら財布を置いてけ!!じゃねぇと骨の三本四本は覚悟しとけよ!!」
パキッ、パキッと指の骨を鳴らす。
?『あー』
?『今財布持ってないんだよね』
?『悪いんだけどまた今度にしてくれないかな?』
ポケットを探りながら答えた。
ブチッ。そんな音が聞こえたような気がする。
不良A「…もういい、やっちまおうぜ。」
不良B「…ちっ、せっかくいい財布を見つけたと思ったのによ…」
不良Bの方が少年に殴りかかろうとした。
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