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何で重い足取り?なんて考えたみなさん、すぐに分かるよ…。 誰に言ってるのか分からないことを心の中で言っていると、後ろから俺のことを呼ぶ声がした。 「よ~青山ぁ」 早速来たよ…。 後が怖いから溜め息をつきながらも仕方なく返事をする。 「お、おはよう…」 「何だ何だ?朝から元気ねえ、な!」 な!と同時に俺の足を踏んづけてきた。 こいつの名前は橘静。 一言で言うとヤンキー。何でこんな奴がこの学校に…。 「そ、そう…かな?ぜんぜ…ん、元気…だよ…ぐっ…」 予想通りの痛みに思わず呻き声をあげてしまう。 それを見て、橘は楽しそうにニヤニヤ笑っている。 「ん~?あんまし元気そうに見えねえぞてめぇ。ホントに大丈夫かよ~?」 「ほ…ホントだよ…」 何だよ!そんなこと聞くぐらいだったら、さっさとこの足どけろよ! とは言えず、橘の機嫌を悪くさせないように必死で痛みを堪える。
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