本編(二年)

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五限 俺:なんか回ってきたぁ ペラッ けんとなに話してた? 俺:はぁ スラスラ なぜにふったか きいてた 俺「まわせ」 俺:またきた ペラッ なんだって言ってた? スラスラ 言えない けんからの許可が無い限り 俺「まわしてください」 俺:きたよ ペラッ 言えや てか、字が汚くて読めない スラスラ だったらけんから直にきけ 字が汚いのは あやまる 俺「度々すいません」 俺:またか ペラッ わかった 俺「・・・あ、もう良いっすよ」 女子「なにしてたん?」 俺「気にしないで」 女子「ふ~ん」 俺:拓也ちゃんからまわってきたぁ~ ペラッ また君に恋してる の歌詞書いて 俺「・・・」 スラスラ 朝露がまねく 光を浴びて 初めてのように 触れる頬 手の平に伝う 君の寝息に 過ぎてきた時が 報われる いつか風が 散らした花も 季節巡り 色を付けるよ また君に恋してる 今までよりも深く また君を好きに成れる 心から 一番だけで勘弁してくれ 俺「すませんラストです」 女子「わかった」 ほぼ反対側にいる 拓也ちゃんから 吹いたような音が聞こえた 俺「つまんね・・・ おやすみ」 女子「おやすみ」 なんか つらい日だった
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