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昼飯
せいや「いきなりだけどさ」
俺「なに?」
せいや「お前って
無駄に腕筋あるよな」
俺「そうでもなくね?」
けんチャン「いや、お前はかなりあるぞ
科学部のくせに」
俺「科学部つっても
全然行ってないけどな」
けんチャン「じゃあ
なして?(なんで?)」
俺「親父の仕事手伝ってるからじゃね?」
けんチャン「親父の仕事ってなんだよ」
俺「音響」
けんチャン「そんなに
筋肉使わなくね?」
俺「いや、かなり使うぞ
例えば
大きな会場だったら
隅々まで音を届かせなければならないから
デカいスピーカーを使う
またこれが重たいんだわ
小さい会場でも
アンプやらを繋ぐ線が重たいし
アンプ自体も重たいから
これまた大変なんだわ」
けんチャン「へ・・・へ~」
俺「だから筋肉つくんじゃね?」
けんチャン「だったら
その筋肉を運動で使えよ」
俺「運動苦手だからねぇ」
けんチャン「お前
バドミントン
異常な程に強いじゃん」
俺「あれは好きだから」
けんチャン「好きなだけで
強くならねぇだろ」
俺「軽く総体行ってやってた、昔」
けんチャン「だろ?
お前は練習さえすれば
最強なんだから」
俺「最強では無い」
けんチャン「さすがに言い過ぎたか
だが、練習さえすれば上手くなるんだよ」
俺「お前は俺になにをやらせたいんだ?」
けんチャン「昼休みにゴールキーパーをやらせたい」
俺「普通に誘えよ!」
ちゃんとキーパー役
やってあげました
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