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時は2015年。
俺はワックスでバッチリとセットされた髪を風になびかせながら、自宅だったはずのマンションの扉の前に立っている。
「なんやねん、コレ・・・・・・」
俺は驚きを隠せずにいた。
とにかく驚いていた。
居候させてもらっているマンションの扉に鍵を差し込もうとしたが、鍵が入らなかった。
つまり、鍵の型が変えられているのだ。
扉の上にあったはずの表札も消えていた。
「嘘やろ・・・・・・」
全くもって嘘みたいな話しである。
こんなことがあるわけない、と思ったが実際にありえている現実がここにある。
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