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その日から何日か連続で同じ店に通った。
打てば響くではないが、連日負け知らずで、数日で僕の財布の中には20万ほどのお金が詰め込まれていた。
しかし、まだだ。
僕がパチンコ屋にいる時間は長くても3時間程度。
それ以上は、目や耳がしんどく、いられなかった。
体が拒否するので、あまり長く打つことは出来なかった。
のめりこんでもなかった。
しかし、暇だった。
何作かは小説のようなものを書き、応募はしてみたが、結果が出るのは大分先の話だ。
もちろん、良い結果などくるはずもなかったが。
その頃になると、彼女もボチボチとやりたい仕事はないのか、と聞いてくる。
無職も1年経つと、さすがに飽きてきていた。
さあ、働こう。
僕は、ぼちぼちと職を探しだした。
リクナビで見つけた再就職先は出版社の営業の仕事だった。
学生時代の就活以来着ることがなかったスーツに着替え、心機一転、心もかろやかに僕は新生活のドアを叩いた。
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