STORY2

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「駄目だよ。それじゃ駄目だよ」 「‥‥え?」 将人はガシリと舞子の肩を掴むと、静かに、そして強く話し始めた。 「駄目だ。それじゃぁ僕たちは生き残れないよ。殺らなきゃ殺られるんだよ?」 ヤラナキャヤラレルンダヨ 「俺は舞子ちゃんといたいんだ。最後に生き残るのは君でかまわない。でもそれまで一緒にいたいんだ。僕が君を守りたいんだ」 静かな口調でありながら、舞子は恐怖を感じた。 将人の目の奥には舞子はいない。 愛しい人の顔はそこには無かった…。 「で、でも駄目だよ。だいたい何で殺し合うの?!」 舞子は肩に置かれた将人の手を強く握った。 「やめよ。ねぇ、やめようよ!ねぇ。小野君」 少しでも私の気持ちが伝わってくれれば。 舞子は祈るように訴える。 「ははっ‥何でぇ?何でだよ‥‥」 「小野君!!」 お願い! わかって!! 私はこれ以上あなたに――‥
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