STORY2

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銃を握りしめ、健太を睨む。 「私、会わなくちゃいけない人がいるの。だから、まだ死ねない」 「俺だってまだ死にたくない!」 健太はナイフを舞子に向けて振り上げた。 舞子は銃を手にしたものの、優しくしてくれた健太の姿を思い出すと、何も出来なかった。 あぁやばい。私死ぬんだ。 目をつぶり、将人の顔を思い浮かべる。 会いたかった─―‥
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