1319人が本棚に入れています
本棚に追加
最初は、そっと、優しく唇に、触れるだけのKiss。
二度目は、さっきより、少しだけ長い優しいKiss。
三度目は、お互いに、息が出来なくなるまで続く、長い長いKiss。
甘い吐息が、洩れる…。】
ここまで書いて、あたしは、ちょっと悲しくなった…。
ヘビーな恋なんてしたことないのに、大人の恋愛話なんて書ける訳ないじゃないの…。
最初から、分かってんのに、馬鹿みたい…。止め止め!
PCをそのまま放り出して、私は、キッチンへ向かう。気分転換に、窓を開けて、珈琲を煎れ始める。
ピンポ~ン♪
「…は~い。」
返事をして、覗くと、玄関先には、顔見知りの男が一人、にこやかに、立っていた…。
最初のコメントを投稿しよう!