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「だから、この前も言ったじゃない、恋愛経験は、零じゃないわよ!
でも、あの雑誌に載せられるような、ベタ甘OK、エロがあってもOKな大人の恋愛小説なんてね、たとえ、地球が、ひっくり返ってもあたしには、書けないって!!…なのに、なんで、あんたは…。」
少し八つ当たり気味のあたしの言いようにも、速水君は、表情一つ変えずに、言い放つ。
「はいはい、俺が、悪いんですよね…。選り好みなんかせずに、色んなジャンルに挑戦させようなんて、考えた俺が…。」
「そうそう、あんたが悪い!!私は、精一杯やってるのよ、これでも。
最初から書けないって言ってんだから、あたしは、悪くない!!」
速水君が、あたしの言葉に、同調してくれたから、頭に乗ってしまった。
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