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まずは落ち着いて一問目をよく読む。 見慣れた英文。 やった、楽勝だ。 近所に住む変態外国人と会話してるうちに自然と身に付いた英会話。 これなら解る! 『いけるかもしれない!』と調子を良くした俺は、勢いよく答案用紙へその答えを書こうとした。 ……その時だった。 バキッという嫌な音と共に鉛筆が真っ二つに割れ、愛しのニャンコ先生も首と身体がバラバラ殺人事件になってしまっていたのだ。 「ああぁぁぁぁーっ!!!」 試験中だという事も忘れ、俺は頭を抱えて絶叫する。 「なっ…何だ!!どうかしたのか!?」 試験官は心臓を抑えつつ動揺を隠しながら俺に問い掛けた。 周りを見ると突然の絶叫に白眼を剥いている奴や口から泡を吹いている奴までいる。 「ごっ……ごめんなさい!!何でもないでーす!」 そう言って笑いながら顔を真っ赤にして誤魔化したけれど、ニャンコ先生の鉛筆を見て今度は顔が真っ青になった。  
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