プロローグ

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ここは世界三大国、シヴァ帝国。 首都ガーベラ。 首都だけに城を中心にすごい規模で建物があり、街道などに人々がたくさんいる。 建物には『武器屋』や『宿屋』などこの世界には欠かせない店が多数存在する。 武器屋や宿屋は主に『冒険者』が利用している。 『冒険者』というのは『冒険者ギルド』に所属し、仕事の依頼を受けている人達のことを差す。 『冒険者ギルド』とは一般の人達には到底できないような仕事の依頼がきたのを冒険者がなんとかする所だ。 例えば首都の外にいるモンスターの討伐や馬車の護衛、重要な書類などの受け渡しなどだ。 シヴァ帝国の話しに戻そう。 この国は魔法を使わない国だ。 いや使わないのではなく、使えないのだ。 なぜか。 それはシヴァ帝国の皇帝が「魔法を使う、使った者は極刑にする!」と公言したからだ。 そして公言されてから数年、シヴァ帝国は魔法の力を封じ込めた『魔石』という物を作り出した。 魔石は魔法が使えない帝国の暮らしを豊かにしていった。 晴れていなくても火の魔石を使えば服が乾き、肉も焼ける。 水の魔石を使えばいつどこでも水が飲める。 また魔石を応用して武器、防具、乗り物とこの世界にないものを作り上げていき、シヴァ帝国はどんどん発展していった。 シヴァ帝国は別名、道具の国と言われている。
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