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ここはシヴァ帝国の王宮のある一室。
「もうすぐだ…もうすぐ完成するぞ…クククク」
いかにも偉い人がいる。という雰囲気が出ている部屋で深々と回転する椅子に座っている『シヴァ帝国の皇帝陛下』が笑みを浮かべながら呟く。
陛下は黄色い頭巾をかぶっていて、白い髭を生やしている。
少し経つと、扉をコンコンっと叩く音が聞こえた。
「入れ。」
ガチャっと音がすると、『暗黒騎士』が入ってきた。
暗黒騎士はシヴァ帝国の兵士であり、漆黒の甲冑を身に纏っている。
入ってきたのと同時に深々と頭を下げ、膝をつき報告を始める。
「陛下。完成いたしました。」
「そうかついに出来たか。長かった。今日の夜は…わかっているな?」
「本当に…あの国を!?」
少し皇帝陛下の方を見てみると、日の影で顔が隠れていたが、怖い笑みを浮かべているのがはっきりと見えた。
「フンっ今更になって怖じ気ついたのか?」
「いえ」
「兵の士気を上げておけ。あとクウザもここへ呼んでこい。」
「わかりました。では。」
暗黒騎士は一礼して部屋から出ていった。
「さあ…あの国はどうでるかな…今日の夜が楽しみだ。」
帝国の兵士は大きく四つに分かれていてさらに階級によってかなり分かれている。
今は多く語れないが暗黒騎士だけ紹介しよう。
暗黒騎士は曹長~大尉の階級で主に歩兵の指揮官を務めている。
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