第一章 巣立ち

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ここは世界三大国、ラグラール王国。 首都カトレア。 首都の近くの森でリンゴやみかん、ぶどうなどを収穫でき、街の中に小麦畑があったりととても豊かな国だ。 また剣が盛んで剣術を教えてくれる道場がたくさんある。 ラグラールから生まれた剣客は数知れない。 剣術の道場で培った『剣技』を使いこなす者が多い。 別名、剣の国とも言われている。 ラグラールは今日、新しい王様が誕生すると言われ、城下町はいつも以上に賑やかだ。 ラグラール王国の国民たちは新たな王様―指導者が誕生するのが嬉しいのと反面、疑いも持っていた。 その疑いとは 『今日、誕生する王様は赤ん坊の頃しか顔を見せていない。』 だった。 ラグラールの前王様と王妃様がライ〇ンキングみたいに俺たちの子どもじゃあぁぁぁぁってな感じで国民に発表したのが18年前。 そして赤ん坊の頃から18年経った今日、ラグラール王国の国民は一度きりしか見たことがない王様を見れる!と期待していたが、すごい形になって見ることになる。
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