幼い日の母の苦悩

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幼い私は、他の園児とは遊ばず、シスターの膝の上を常に独占していた。 他の園児との関わりを持たず、ひたすらシスターの膝を独占する私を、母がどう思っていたかは定かではない。 しかし、この頃の事を話す母の顔は、困ったような表情ではあるが、とても愛おしそうな顔をしていた。
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