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国王
「!?」
後ろからあれ、ここ南極? と思うほど冷たく鋭い声がして、恐る恐る振り返ると、背後に真っ黒なオーラを纏った我が妻が立っていました。
妻は思わず見とれてしまうくらいの、そりゃあもう素晴らしい笑顔を浮かべている……。
浮かべている、のだが……、
わあ、なにこれ、目が笑ってないゾ☆
国王
「お、おお……妻よ、いつからそこに?」
王妃
「さっきからよ。それで、わたくしに見られたら何か困るものでも?」
国王
「い、いや!? な、なななんでもないぞ?」
バーコード
(いや陛下、どもってます。しかも目がバタフライで泳いでます。説得力の欠片も無い……。っていうかまだ名前バーコードなんですけど。なにこれイジメ?)
王妃
「あらそう。……で、この写真は何かしら?」
国王
「ッ!!?」
いつの間にか妻の手には例の写真が……
……あるぇぇぇええええ!?!?
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