プロローグ

5/13
前へ
/587ページ
次へ
「助けに来て! 私、ゆ……」 言葉が途切れたのはおそらく殴られたせいだろう。 携帯からは殴打音が聞こえてきた。 そして、この声は女の子が先日漏らしてしまった五十嵐という子の声だった。 「どうだ? これでもこれねぇって言うのか?」 「…………行くよ」 「そうか。早く来いよ。待ってるぜ」
/587ページ

最初のコメントを投稿しよう!

52人が本棚に入れています
本棚に追加